その日は朝から優しくて こちらがいぶかしんでしまうくらい あまり 優しいのは好きじゃない 放っておいてほしかったのに その日は夜まで温かくて もう途方に暮れてしまうくらい もう 優しくしてはあげられないよ 予感があったのが幸いで そんな意地悪 へいちゃらだった そうね あなたは正しいよ それ以上は何も言わなかった 何を言っても その先に意味が生まれないと 私 知っていたんだよ 短く綺麗な挨拶をして こんな意地悪に負けないように 唇を真っ直ぐ結んで駅に走った 送ってくれなくて 結構よ 居てくれなくて 結構よ 横顔がしゃんとする 泣くもんか みっともない あなたは正しい にっこり笑って私は言ったんだ もうこれ以上私に触らないでください これ以上惑いたくはありません 全部 ほんとう どれかが 嘘
by are-fujiwara
| 2006-02-06 22:41
| firo
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蒼色
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