ほとほと不精な私たちは 晴れると食事をするように 公園まで手を繋いで散歩する 生活が溢れている雑貨屋で 私が夢を集めている事は この間打ち明けたばかりで それは未来を強要したいのでは 決してなく 泣いた夜に ツイードのスリッパも ホーローのプレートも 木のパスタフォークも これから買う全てのものは もう一緒に使うのだから と 真面目な顔をして言われた事に 唇をかんで睨んだのは 救ってほしいとか そんなものじゃない事 知っているのかしらと思ったからだ それでも 本当に泣きたかったのは いつかは 「二人」になる日々を 生活を こんなに強く信じていた 馬鹿な私だ 見透かされて 抱きすくめられた 幸福な私だ
by are-fujiwara
| 2007-01-14 00:54
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蒼色
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