君が爪弾いたギターから
粗野な音がばらまかれて 僕の部屋の天井に沁みを作る それらは光をうけて くすくすと輝きながら 一つずつゆっくりと 確かに覚醒してゆく 指先で繋げてやると ほら 物語だ 吹き込まれるのを 今か今かと待ちわびている 声無き光が降り注ぎ 四角い部屋の沈黙を満たして そこはまるで プラネタリウム 指先の伸びやかなレタッチで ほら 帚星 何処までも時間をかけて 笑いながら駆けていく
by are-fujiwara
| 2007-12-02 08:38
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蒼色
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